First Visit初診の流れ

1. 60分無料相談

相談

歯を残すための知識や技術を学んだアメリカ歯周病インプラント専門医である院長の岸本隆明が、患者さんのご希望や過去の治療歴、歯科医院に対する不安、他医院で説明された内容、患者さんが求める将来的なゴールなどについてお話を伺います。

その上で、エビデンスに基づいた考えうる治療の選択肢についてご案内いたします。この無料相談を受けていただいた後で、具体的な検査や詳細な治療計画へと進むかどうか患者さんにご検討いただきます。

2. 診査・診断(精密検査)

歯の中や歯の周りを調べるための細かいレントゲン撮影、歯周病の状態を把握するための精密検査、一人一人のむし歯のなりやすさや歯周病のなりやすさをリスク検査(唾液検査・歯周病リスクアセスメントツールを用いて)し、個々に最適な予防・歯周炎治療プログラムをご提案いたします。

※ご希望であれば初診カウンセリングと同日に行うことも可能です。

診査・診断

歯周病精密検査とは
どのようなもの?

歯周病精密検査

歯周炎の検査とは、現在の歯ぐきの炎症状態を評価することで将来的に歯周炎が進行していく可能性がある部位や安定していく部位を予測するために行います。

歯並びや歯の形・歯ぐきの厚みや形は人それぞれなので、一定の基準で正確に検査をすること自体非常に難しく、それらを適切に行うための知識と技術・経験が必要です。

歯周炎は部位特異性という特徴があるので、同じ歯でも場所によって炎症の程度が異なっています。そのため、歯の周り全体の炎症状態を評価する必要があります。1本の歯の周りを6点に分けてそれぞれの部位について炎症の程度がどの程度あるのか歯ぐきの溝を測定します。

また、その際に以前と比較して炎症が進行していないかを調べるために歯ぐきの退縮量やクリニカルアタッチメントレベルを測定します。他にも分岐部病変・出血・動揺の有無や程度を測定します。また、日々のブラッシングができているかどうかについてチェックをします。

検査の流れ

  1. 問診:
    患者さんの主訴や気になること・心配なこと・最終的にどうなりたいかなどについてリスニングをします。話だけでは状況がよくわからない場合はX線写真を撮影する場合があります。
  2. 顔貌写真・口腔内写真撮影:
    顔の対称性や笑顔での唇の動きなどを記録します。口の中の状態を患者さんに知ってもらうために、現在の歯ぐきの色や形や詰め物などの状態が分かるように、素早く一定の基準で患者さんの苦痛がないように口の中の写真を12枚撮影します。
  3. X線写真撮影:
    より精密に歯ぐきの状態や歯の問題を診査するためにX線写真を18枚撮影します。これにより、歯の周りの小さな骨の吸収や小さなむし歯の診断や歯の根の病気がないかどうか、あるいは不適合な修復物や被せ物がないかどうかを診断することができます。
  4. 歯周精密検査:
    現在の歯の周りの歯ぐきの炎症状態を評価し、将来的に歯周炎が進行していく可能性がある部位や安定していく部位を予測します。
  5. 唾液検査:
    歯を失う主な原因は歯周炎とむし歯です。歯周炎が良くなったとしてもむし歯によって歯を失う方もたくさんいらっしゃいます。
    そのため、むし歯のリスクを診断するために唾液検査や生活習慣の聞き取りを行います。これによって個人に合ったむし歯予防法をプランニングできます。
  6. 歯の形や咬み合わせの
    状態の記録:
    現在の口の中の歯の形や咬み合わせの状態を記録します。
  7. カウンセリング:
    診断をするために必要な情報が全て揃ったところで、現在の病気の状態がどんな状態なのか、その状態を改善するためにどのような治療方法があるのか、そのメリットや治療の限界などについてご提案をします。その中から患者さんのご希望とマッチするようなプランをご説明します。治療費や治療期間、治療の限界・治療による改善点などを十分に理解していただいたら治療方法の決定をします。治療内容によっては、連携先の歯科医院をご紹介させていただくこともあります。このように患者さんのご希望とマッチした治療のゴールをまず決定してから治療を進めていきます。

3. 診断結果、治療計画、お見積もり

治療計画

精密な検査結果・リスク検査結果を元に、考えられる可能性のある治療計画をいくつかご提示し、しっかりと患者さんと話し合いを重ねて治療計画を決定していきます。十分にご納得していただいた上で、治療申し込みをしていただきます。

※患者さんのお口の中の状態によってそれぞれ治療回数・コスト・治療期間は大幅に異なりますので、
わからないことなどあれば担当歯科医師・歯科衛生士にお聞き下さい。

4. 初期治療開始

まずは根本的な原因除去から始めます。歯周炎もむし歯も炎症・感染の除去なくして長期的な予防・治療の成功はあり得ません。担当の歯科衛生士が一人一人にあった予防プログラムを指導致します。

さらに歯ぐきの中の細菌や歯石を短期間で徹底的に取り除きます。歯周病が進行している方は抗生物質の内服をしていただき徹底的に細菌除去を行うことで炎症をコントロールしていきます。

初期治療

5. 外科治療開始(必要があれば)

外科治療開始

STEP2の段階で予め外科治療の可能性のある部位に関してはお伝えしますが、STEP3の初期治療で病気がコントロールでき安定した患者さんには外科治療は必要ありません。

外科治療の種類によって治療回数やコストなどは患者さんごとに異なりますので、ご不明な点などありましたら、担当歯科医師・歯科衛生士にお尋ね下さい。

6. インプラント治療・その他の治療開始
(必要があれば)

STEP5,6の歯周病治療で病気がコントロールでき安定した患者さんには必要ありませんが、元々歯の欠損がある患者さんや歯周炎が著しく進行して歯が保存できない患者さんについては、歯を抜いた後の治療方法の説明を行います。ブリッジや義歯をご希望の患者さんは、連携医院で治療を行なっていただきます。

インプラント治療・その他の治療

インプラント治療をご希望の患者さんに関しては治療を行うメリット・治療の限界・治療期間・コストなどについてご説明いたします。患者さんのお口の中の状態によってそれぞれ治療期間やコストなどは異なりますので、ご不明な点などありましたら、担当歯科医師・歯科衛生士にお尋ね下さい。

7. 治療終了後の最終チェック

最終チェック

治療の過程が全て終了後、本当に病気・炎症がコントロールされているか最終チェックを行い治療結果が治療前と比較してどのように変化したか・状態が安定しているか、治療期間中に新しい問題が起きていないかなどを評価いたします。

STEP2と同様に、治療終了時の状態を詳細に検査するために、歯の中や歯の周りを調べるための細かいレントゲン撮影、歯周病の状態を把握するための精密検査、一人一人のむし歯のなりやすさや歯周病のなりやすさをリスク検査(唾液検査・歯周病リスクアセスメントツールを用いて)を行います。

この時点で他院からご紹介いただきました患者さんについては、お口の中が健康になった状態を確認したらそれらを長期的に維持するためにご紹介元の医院にて予防メインテナンスを行なっていただきます。

当院に初診から来院された患者さんについては、STEP8の個々に最適な予防・歯周炎治療プログラムをご提案いたします。この最終チェックの状態や今までの治療経過から予防メインテナンスの内容や期間などを決定致します。

8. 予防メンテナンス

治療終了後はお口の中が健康になった状態を長期的に維持していただくために、患者さんご自身のセルフケアと併せて予防メインテナンス通院が不可欠です。むし歯、歯周病のリスク検査を行いその程度に応じて通院頻度は変わります。

継続的で適切な患者さんご自身によるセルフケアとリスクに応じた個人の必要に沿ったメインテナンス通院でご自身の歯の健康を長期間維持していく事が可能です。

ブラシング指導

料金表

60分無料相談、FMD(フルマウスディスインフェクション)、歯周組織再生療法、インプラントなどなどの当院の料金表は下記のボタンからご覧ください。

料金表